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12歳児DMF歯数0.74本 過去最低を更新

平成30年度学校保健統計調査のによると
喪失歯及び処置歯数を含む
12歳の永久歯の一人当たり平均むし歯(う歯)等数は0.74本。
平成29年度より0.08本減少し、過去最低を更新しています。
 
0.74本の内訳は
喪失歯0.01本
むし歯0.73本(処置歯0.47本、未処置歯0.27本)

ちなみに
30年前の昭和63年度は
喪失歯0.04本
むし歯4.31本(処置歯3.09本、未処置歯1.22本)
と大きく改善しています。

むし歯の罹患率は
幼稚園(5歳)が平成29年度の35.45%から35.10%
小学校(6~11歳)が47.06%から45.30%
中学校(12~14歳)が37.32%から35.41%
高等学校(15~17歳)が47.30%から45.36%に
それぞれ減少しています。

8020達成率はついに50%を超えましたが
12歳時のう蝕が少なければ
この子たちが大人になった時には
何%になるのでしょうか。
 
現在12歳の子供を待つことなく
残存歯は80歳で20本を超えてきます。
(現在16.8本)

歯科医院は
むし歯や歯周病を治療するところではなくなりそうです。

多くの医院が予防を掲げるのでしょうが
単に予防を掲げていたら差別化はできません。
 
みなさんは何を武器にしていきますか?

 

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